メンテナンス

Windowsパソコンを使うという事

Office製品ワードやエクセルなどオフィス系ソフトでシェアを伸ばしてきたウインドウズパソコンは互換性という点に重きを置いて作られてきました。
新しいパソコンは過去につくった資料やデータを読み込み、作成できるように上位互換という形で動くようにできています。それは、会社の事務などで使う上でとても大事なことです。
しかし、その互換性ゆえに脆弱性という部分が残されているのも事実です。
そのため、毎月のWindowsアップデートや脆弱性対策、ウイルス対策、スパイウェア対策など使う方(ユーザー)が行うメンテナンスがとても大事なパソコンとも言えます。

Windowsアップデート

Windowsアップデートメンテナンスの中で、基本ソフトウェア(OS)やマイクロソフト製品(Office)などの脆弱性対策や性能アップのために行うのが毎月あるウインドウズアップデートです。
ネットにつながっている状態で通常使用していれば自動的にダウンロードされ、電源オフ時、オン時に自動的にアップデートされるものです。
基本、毎月一度ですが、緊急の危険性が高いものが発見された場合は都度更新ファイルが提供されます。 外部からの攻撃によりシステムを破壊されたり、アカウントを乗っ取る被害が増えていますので、なるべく早く適応させるようにしましょう。

ウイルス対策

世界的にシェアの高いWindowsパソコンは、逆に狙われやすいパソコンとも言えます。
前述したように上位互換を保ちつつ、新しい機能を取り入れているWindowsは根本的に脆弱性対策がとれず、またその脆弱性をねらったウイルス等の数、種類が多いものです。
ウイルス対策ソフトも購入時から入っている場合も多いのですが、「期限が切れていないか」「更新、スキャンが確実にできているか」は確認しておきましょう。

ただし、最近では今までのウイルスと呼ばれるものよりも、ユーザーの操作で感染させる「トロイの木馬」などのマルウェア、アドウェアと呼ばれるものが多いようです。注意しなければならないポイントが変わってきていることにも着目し、対応方法を学びましょう。

気を付けたいポイント

ウイルス対策の重要性は広く知られることになりました。しかし、現在被害が拡大しているのはウイルスと呼ばれる自己増殖するような動きを見せるものではなく、使用するユーザーの操作によりインストールされるよう「トロイの木馬」タイプのものや、インターネット閲覧、アプリケーションのインストール時にしっかり確認できていないためにおこるものです。
インストール時にチェックボックスを外さないために思わぬソフトが入ってしまい、それが更なる危険なソフトを呼び込んだりしています。
ブラウザのホームを書き換えてしまったり、ユーザーの許可していない変更を勝手に行い、さらには簡単に削除できないなどの被害が多くみられます。

それ以外のメンテナンス

Windowsアップデートやウイルス対策以外にやっておきたいメンテナンスとして、不要なファイルの削除とバックアップがあります。
パソコンは使っているうちにどうしても「ゴミ」が溜まって遅くなっていきます。定期的にウイルスチェックをするのと同じように、いらないファイルを削除し、必要なデータを保存するという習慣をつけましょう。

ハード面のメンテナンスも忘れずに

パソコンも精密機械なのでできるだけ丁寧に扱い、メンテナンスをして大切に使いたいものです。
壊れやすいポイントやメンテナンスのコツを学んで長く使えるようにしましょう。
機械的に壊れやすい部分としては「ハードディスク」「電源(コンデンサ)」などがあります。衝撃や静電気、部品により磁力にも弱いので気を付けましょう。
また、夏場などはパソコン内部の換気が出来ないほどホコリが通気口をふさいでいる場合もあります。ときどきは確認したいポイントです。

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