初心者向けQ&A-2

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パソコン購入前に知っておきたいこと2

パソコン購入前にパソコンの「ハード」について知っておきましょう。
いろいろなパーツでできているパソコンですが、ユーザーが知っておくべきこととして3つあげたいと思います。

  1. CPU
    CPUはパソコンの頭脳です。基本的に後から交換できないパーツなので、自分が行う作業の中で一番CPUの処理能力が必要なものを基準に考えましょう。
    • 重い作業
      画像処理・映像処理などフォトショップやプレミアなどでフィルターをかける・3D処理をするなどはCPUに負担がかかります。3Dゲームなども思い処理ですが、こちらは主にグラフィックの処理(GPU)となります。
    • 中くらい
      動画を見たり、ワードやエクセルなどを複数起動して作業するような方。せっかちで反応がないと何度もクリックしてしまうような方は少し上のグレードを考えた方がよいでしょう。(複数起動で作業する場合はCPUの他、後述するメモリも余計に多く必要です)
    • わりと軽めの作業
      インターネット閲覧や簡単な文書作成など。作業中も多少待ち時間が発生しても大丈夫な方
  2. メモリ
    メモリは作業机などと例えられる主記憶装置です。大きい机(搭載している容量が大きい)ほど、作業が同時にできるなどと言われていました。もう一つの考え方はハードディスク(記憶装置)からCPUへとデータを運搬するトラックとも例えることが出来るでしょう。大きくてスピードが速いトラックほど運べる荷物が多く、台数も多ければよいというような考えです。(実際はbit数なども関係してきますが…)
    後から増設もできるので購入時に確認するのは、サイズがいくつまで搭載できるかぐらいで良いでしょう。(最大搭載量が8GBとか16GBとか32GBなどと書いてあります。)比較的交換や増設が可能なため、静電気等に気を付ければ自分でも作業ができるものです。
  3. HDD
    HDD(ハードディスクドライブ)はパソコンの中にある補助記憶装置です。データをどのくらい保存できるかの違いとなります。もちろんサイズの大きいほど大容量でたくさん保存ができます。最近ではノートパソコンでも500GB(ギガバイト)や1TB(テラバイト)と大容量のものも多いです。
    高価なものではSSDという「読み込み、書き込み」の早いパソコンの全体の処理速度を上げるものを搭載したものもあります。記憶する容量としてはHDDに劣りますが、価格も下がってきていますので選択範囲に入ってきました。スマホやタブレットではSSDの容量の小さなものが搭載されており、起動や終了が速くなっています。さらに、ハイブリッドという両方の機能を持ったものや、HDDとSSD両方を載せたものもあります。
    後から交換ができるものに該当しますが、分解が必要な場合が多いため、交換工賃が高いものもあります。
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CPU

CPU シーピーユー

性能の高い順に並べると以下の順番になります。(インテルCPU)

  • Xeon ( 企業向けの高価格CPU )ジーオン
  • Core i7 ( 高機能&高価格CPU )コア・アイ・セブン
  • Core i5 ( 一般向けの高機能なCPU )コア・アイ・ファイブ
  • Core 2 Quad ( i7 の前に主流だったCPU )コア・ツー・クアッド
  • Core i3 ( 価格も性能も標準のCPU )コア・アイ・スリー
  • Core 2 Duo ( i5 と Quad の前に主流 )コア・ツー・デュオ
  • Pentium ( i3より低機能&低価格 )ペンティアム
  • Celeron ( かなり機能を抑えた廉価版 )セレロン
  • Atom ( 性能と消費電力が最も低い CPU )アトム

CPUをWikiで見る

メモリ

memory メモリ

こちらもCPUと同じく、パソコンの基盤(マザーボード)に取り付けて使用します。一般にディスクトップで4か所、ノートパソコンで2か所程取り付けるところがあります。
製品ひとつで2GB、4GB、8GBなどの容量を持ち、同じ容量のものを2つ付けて使用すると処理速度がアップする(デュアルチャネル)機能が使えるものもあります。
パソコンの種類(デスクトップとノート、または機種)により使用できるものが違いますので、ちゃんとお店で確認して買うようにしましょう。
OSが32ビットか64ビットかで利用できる容量に制限があり、4GB以上のメモリを搭載する場合は64ビットのOSである必要があります。
一般的に現在のOSであれば最低でも2GB、64ビットOSであれば4GB、動画や写真加工をやりたい場合は8GB程度必要と覚えておきましょう。
CPUやメモリーは静電気に弱いので、自分で取り付ける際には静電気を逃がすようにして作業しましょう。また、金属の端子部分は素手で触らないように気を付けましょう。

主記憶装置をWikiで見る

HDD

HDD ハードディスクドライブ

パソコン内部にある記憶装置であるHDD(ハードディスクドライブ)は、パソコンの基本ソフトウェアであるOS(Windows7やWindows8の事)を保存してあるほか、ソフトウェアや作成したデータを保管する場所です。
図で表示してある3.5インチの他、ノートパソコンで使われる2.5インチ、さらに小さな1.8インチなどがあります。
磁気で記録する円盤が入っており高速で回転して書き込み読み込みを行います。 そのため、熱や衝撃に弱いため取り扱いには十分に注意が必要です。
最近は、このHDDに代わり、メモリで高速に読み書きするSSD(ソリッドステートドライブ)を使用している製品も増えています。 HDDと違い、物理的に動作する部分がないため衝撃に強く、発熱もしにくい構造になっています。
しかし、HDDと比べて容量は小さく、高額なため一部のノートパソコンやタブレットなどに使用されています。
また、高速なシステム(OS)読込にSSDを使用し、データ記録用に大容量のHDDを使用しているというタイプの高級機種もあります。

記憶装置をWikiで見る

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