木
20
3月
2025
さて、パソコントラブルの記事が続きますが、大事な情報です。
ある日突然、このような画面になりアラーム音が鳴り続けたら、あなたはどうしますか?
普通にネット検索して使っていたら突然! パソコンの操作を一切受け付けなくなって、「お使いのパソコンはすべてのファイルを削除するブラウザハイジャッカーウイルスに感染しました。電源を切らないでください。」とアナウンスが流れます。
ウインドウも閉じることができず音声は流れ続けます。あなたは冷静に対処できるでしょうか?
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まず第一にこの表示はすべて偽物です。「マイクロソフト社のロゴ」や「ウイルス感染した」ということも、「電話をかけてサポートを受ける」ということも全部ウソです。
絶対に表示している電話番号に電話をしてはいけません。
記載してある0101は国際電話(主に北米)なので、国際通話料金が発生する可能性もあります。
この手の犯罪は「サポート詐欺」と呼ばれ、何年もの間、手を変え品を変え、しぶとくも生き残っているのです。
サポート詐欺と呼ばれるこの手法についてはIPA情報処理推進機構のページにも詳しく書かれていますので、是非ご覧になってください。
画面にはIPアドレスや契約しているプロバイダ名なども表示されており、自分の情報が相手に知られてしまっているのではないかと不安を煽ります。
ですが、インターネットを使う上で、これらの情報は誰にでも開示されており、IPアドレスが分かっても使っているサービスプロバイダーがわかるだけで、個人が特定されているわけではありません。
また、悪質なのは感染の画面を見せているのが自分でありながら、マイクロソフトの名前を出して「当社のエンジニアが電話で削除プロセスを案内いたします。」などと電話をかけさせようとするところです。
対処の手順
通常のタスクバーや閉じる☓マークは隠されて全画面表示になっています。
この画面から抜け出すための手順です。
IPA情報処理推進機構のホームページやサポート詐欺で表示される偽のセキュリティ警告画面の閉じ方[PDF]にも詳しく書かれていますので、閲覧、印刷して手元においておくなどしておくと良いと思います。
手順1:
キーボードの左上にある「ESC」エスケープキーを3秒ほど長押しする
長押しすることで全画面表示が解除され、本当の閉じる☓ボタンが表示されるのでクリックして閉じるか試しましょう。
表示が変わらなければ次の手順を試しましょう。
手順2:
次の手順は少し複雑ですが、手順1でだめな場合は、こちらを試してみましょう。
3つのキーを同時に押す作業ですが、なれないと難しいかもしれません。
まず、3つのキーがどこに有るか確認します。1つ目はキーボードの左下にある「Ctrl」コントロールキーです。2つ目はctrlキーの3つほど右隣の「Alt」オルトキーです。3つ目はパソコンにより位置が異なりますが、右上の方にある「Delete」デリートキーです。
位置がわかったら3つのキーを同時に押します。同時と言っても1.2.3と順番に押すくらいでも大丈夫です。何度押しても大丈夫ですので、画面が変わるまで試してみましょう。
上手くいくと画面が変わって画面にタスクマネージャーの文字や、電源アイコンが表示されます。
IPA情報処理推進機構のPDF資料では、電源アイコンをクリックして電源を切ることを推奨していますが、タスクマネージャーを起動して対象のWebブラウザを停止する方法も覚えておくほうが良いと思います。
項目 | 費用目安(円) |
---|---|
出張基本料金 | 2,000~6,000 |
診断料金 | 1,000~5,000 |
処置費用 | 8,800 |
ソフトウェアインストール | 3,300 |
画面を閉じることが出来ると安心してしまいますが、次に起動したときにまた同じことを繰り返さないために必要なことがあります。
まず、ブラウザを次回起動したときに、正規の手順で終了しなかったときに出る「ページの復元」をしてしまうと同じ画面に接続されてしまう可能性があります。
復元ボタンを押さずに閉じる☓マークで閉じましょう。
このあとの作業は少々パソコンの知識が必要なので、やっておくと良いこととして記載します。ご自身でできない場合は当社にご依頼ください。
追加作業その1:ウイルススキャン
電話をかける前であれば大丈夫だと思いますが、パソコンのウイルススキャンをしておきましょう。インストールしているウイルス対策ソフト、またはwindowsのDefenderでも結構です。
時間があればフルで、なくてもクイックスキャンくらいはかけておくと安心です。
追加作業その2:使っていたブラウザの改変がないか調べる。
使用しているブラウザに悪意あるソフトが手を加えている場合があります。ブラウザを立ち上げたときに開くベージを勝手に変えたりすることがあるので、使っているブラウザの設定から起動時のページの確認をしておきましょう。
追加作業その3:広告から感染するリスクをさげる
多くの感染源が、ブラウザで閲覧時の広告をクリックしておきています。
広告自体は悪いものではないのですが、一部の悪意のあるものが仕掛ける広告、広告バナーをクリックすることでこのような「サポート詐欺」のページへと誘導しているようです。
芸能人のゴシップ記事や話題の出来事など、クリックしたくなるような見出しの広告や偽のリンクボタンで誘導しています。
無料の何かを成立するためには広告もやむを得ないと思いますが、ユーザーとしてはなるべくリスクは回避したいので、自己防衛として「広告を表示しない方法」を取り入れなければいけません。
検索する際も、多くの広告を表示するMicrosoft
Edge(エッジ)よりも、Google
chrome(グーグルクロム)を推奨しますし、アドブロックという広告を表示させない機能拡張もよく引っかかってしまう方は入れておくほうが良いと思うのです。
広告を表示しない機能拡張はGoogle自体も良しとしていないことや、機能拡張を入れているとみられないページもあるので、あくまでも自己責任となります。リスクを取るか、手間を取るかの二択になりますがサポート詐欺に何度も引っかかるようでしたらご検討ください。